群馬県立小児医療センター
 
診療科等紹介
-  整形外科
1.受診される方へ
 平成17年4月から整形外科を新設しました。群馬県は関東甲信越地方で公立の小児病院で整形外科が開設されていなかった唯一の県でした。このため整形外科領域においても総合的に小児の診療が行える中核病院が必要でした。まずはこのエアポケット状態を解消するためにも、現在のところ常勤は一人ですが、第一歩についたところです。
 今やインターネットの普及で、患者さん側の持っている情報がむしろ医療者側より先に進んでいることも、日々の診療で見受けられますようになりました。ご両親の我が子に対する強い気持ちの現れだと思います。そんなご両親の熱意に応えられるような治療を提供しようと、県内のみならず県外の他施設の応援をもらっています。
2.スタッフ紹介
           
外科部長 富沢 仙一
部長 浅井 伸治
参加学会 日本整形外科学会、日本小児整形外科学会
3.対象疾患
 筋性斜頚、先天性股関節脱臼、先天性内反足、下肢変形、骨系統疾患など
4.主な検査と治療
 先天性内反足と二分脊椎について取上げてみたいと思います。
 先天性内反足に対する当施設の位置づけは、新生児期からの治療を一貫して行う県下唯一の施設であり、北関東全域をカバーしております。出生直後よりギプス矯正を開始し、半年まで続け、1歳での足底接地歩行を目指します。その後は成長終了まで夜間装具にて変形再発防止につとめます。歩けるようになるかと心配されるご両親が多いのですが、特発性(基礎疾患のない)内反足のお子さんでは、全例歩行を獲得しています。小学校での運動会で1番になったお子さんもいました。この例は、他のお子さんたちを大変に元気付けています。
 二分脊椎のお子さんは、広範な障害をもつので包括的医療が求められます。以前は生命予後は悪かったのですが、医学の発達の恩恵が直接に予後を良くした疾患の代表といえます。しかし生まれてすぐに脳外科での手術、発育について小児科、尿失禁について泌尿器科、下肢変形について整形外科、運動機能についてリハビリ科、医療相談、福祉相談についてケースワーカーなどと連携して治療にあたります。
 整形外科は、専門化・分化が進み、股・膝・足等各関節ごとに専門外来を構えております。このために、ご両親は通院に明け暮れてしまい、お子さんの病状をじっくりと面と向かってやる充分な余裕が持ちがたいこともあるようです。この負担を減らすために二分脊椎の総合診療(一日で必要な全科が見てもらえるシステム)を行う施設も現れ始めました。整形外科レベルでは当科で下肢全体の治療ができるようにと考えております。
5.その他
 先天性四肢奇形、骨系統疾患は、骨延長術の普及により安全に治療が行えるようになりました。
 整形外科での入院加療をバックアップする体制(病棟のトイレ、シャワー、リハビリテーション、養護学校など)も整備され、群馬県における小児骨延長の基幹病院として機能をもっています。
▲ページの上に戻る
〒377-8577 群馬県渋川市北橘町下箱田779番地
TEL: 0279-52-3551(代表)、0279-52-4000 (予約)
FAX: 0279-52-2045(代表)、0279-52-7333 (地域医療連携)

Copyright (C) GUNMA CHILDREN’S MEDICAL CENTER All Rights Reserved.